マジック > 雑記 の比率   情報処理を多少勉強          コメント頂ければ幸い...      by ファナガン
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マジックの名前いろいろ
マジックの名前、本で読んで自分がやっている分には大して感じませんが、考え直すと面白い(?)意味のものが多々ありました。メモの意味合いが強いですが、以下、いくつか羅列。



■トランプ Trump
現象(?):日本では一般的に、ゲームをするカードの事を指します。「西洋カルタ」とも。
意味:英語で言う"トランプ"とは、「切り札」という意味です。英語で言うトランプに当たる言葉はPlaying Cardsです。日本で「トランプ」が定着したのは、一説には明治時代の鹿鳴館で外国人がカードゲームをしているのを見て、「Trump(切り札)!」と何度も言うのを見て勘違いしたということからだそうです。
マジックの本を読むと、一度は目にするトランプ(カード)の説明に、カードは「1年を表す」といわれています。一組が54枚あるのは、1年が52週間あるためと、閏年用のジョーカー2枚で、4種類のマークは騎士、僧職、農民、商人を表しますが、他にも春、夏、秋、冬や愛・富・死・知なでの場合もあります。合計12枚の絵札は12ヶ月を表して、赤と黒は善と悪、昼と夜。トランプそれぞれにはモデルがいて、名前があります。ですが、世界各地で枚数が違うので、どこまで本当かわかりません。日本では、カルタが発展して花札になりました。

■モンキー・イン・ザ・ミドル Monkey in the middle
現象:観客の選んだカードが、2枚の色違いのカードの間に出現する。
意味:欧米の子どもの遊びだそうです。2人が離れてボールを投げ合うのを、真ん中の1人(モンキー・イン・ザ・ミドル)が取ろうとする、というルール。あぁ…と何となく納得できます。

■トライアンフ Triumph
現象:観客にカードを選んでもらったあと、デックを裏表ごちゃまぜでシャッフル。しかし、広げると全ての向きが揃っていて、1枚だけ観客のカードだけ逆向きになっている。
意味:勝利、征服、勝ち誇ること。「決定的な勝利」の意味合いで、大成功とも。また、凱旋する、凱旋式。原義は、「酒神バッカスにささげる歌」だそうです。
マジックのトライアンフの原案(ダイ・バーノン)では、「友人がこうやって、裏表をごちゃまぜにしたあとでカードを当てろと言った」という演出・セリフです。原案では結果的にマジシャンが勝つ(=カードを当てる)ので、意味はまさにその通り…ですね。

■アンビシャス・カード Ambitious card
現象:観客の選んだカードをデックの中にいくら入れても、そのカードは「野心的」なために何度もトップに上がってくる。
意味:「アンビシャス=野心的」そのままですね、たぶん。原案のダイ・バーノンからこういう演出だったと思います。

■ジェミニ:ツインズ Gemini twins
現象:デックに自由に差し込んだ2枚のカード(例えば黒のKなど)が、対になるカード(この場合は赤のK)を探し出す。
意味:ジェミニは双子座、ツインズは双子という意味だそうです。2枚の対のカードを双子、と見立てた命名です。

■オイル・アンド・ウォーター Oil and water
現象:赤いカードと黒いカードをいくら混ぜ合わせても、2枚は「水と油のように」分離してしまう。
意味:これも、まさに現象を表す名前で演出もこの通りが多いです。日本語でも英語でも仲が悪いことを「水と油」の例で表します(英語では「油と水」の順)。しかし、油以外でもそういった関係を「酢と油」と言うそうです。

■チンカ・チンク Chink a chink
現象:小さな物体(角砂糖や瓶の王冠など)数個が、テーブルに伏せた手の下で何度も移動する。
意味:奇妙な響きです。でも、一応辞書に意味は載っていました。擬態語で、ガラスや硬貨が「チャリン」「カチン」とぶつかる音だそうです。元々陶器製のサイコロなどでも行われたそうなので、その際のサイコロ同士の当たる音がタイトルになったようです。この名前は、1927年にこのマジックが発売されたときに命名されました。

■ワイルド・カード Wild card
現象:何枚ものカードが、ある特定のカードに次々と変化していくパケット・トリック。
意味:「野蛮なカード」ではなく、欧米のカード用語で「どんなカードにでもなるカード」という意味のようです。昔、ある推理小説に「野蛮なカード」と訳したものがあったそうです。野球のMLBでも、「ワイルド・カード」という順位(?)がありました。命名は、現在の形に完成させたフランク・ガルシア。オランダのトミー・ワンダーというマジシャンのワイルド・カードは捻った題名で「飼いならされたカード Tamed card」といいます。

■センター・テア Center tear
現象:観客にメモ用紙を渡し、ある質問に対する答えを書き込み、見えないように折ってもらいます。マジシャンはそれを受け取ると小さく破り、マッチで燃やします。そして、その炎を見ながら、観客の答えを当ててしまいます。
意味:Centerの意味は「真ん中、中心」、tearは「破る」です。うーん、タネをそのままの題名…。タネの直訳です。このマジックは、別に燃やさなくてもいいですが、 「Center tear」 から注意を逸らすために演出として燃やしています。tearの発音は「テア」で、「ティア」だと「涙」という意味に変わります。

■欲張りの夢 Miser's Dream
現象:マジシャンは、空中や足の裏、観客の耳などあらゆるところから何枚もの硬貨やお札を取り出します。
意味:現象を表す、うってつけの題名だと思います。でも、「欲張りの夢」、みんなの夢だと思うんですが。有名なのは、ネルソン・ダウンズという「コインの王様」といわれたマジシャンです。

■イグドラシル Yggdrasil
現象:超能力の実験などで使われる"ESPカード"を扱う「メンタルマジック」の3段ルーティーン(手順)です。
意味:たぶん、マジックをやっていなかったら一生触れるかどうかも怪しい言葉・Yggdrasilです。ジーニアス英和辞書にすら載っていない単語ですが、意味は「北欧神話」に出てくるさまざまな世界を結ぶトネリコの巨木のことだそうです(by マジェイアの魔法都市案内)。こちらでは読みは「イグドラシルか?」ということになっています。でも、先日(と言っても数年前)、あるゲームでYggdrasilのことだと思われるものを発見しました。「ドラゴンクエスト・モンスターズ」というゲームで、木の精霊みたいなモンスターの名前が「エグドラシル」でした。結構有名なんですかね、Yggdrasil…。このマジックの考案者は、メンタルマジックの大家・セオドア・アンネマンです。
追加:2月9日
「ユグドラシル」というCDを発見しました。

■ニコチン中毒 Nicotine Nincompoop
現象:マジシャンは、口の中に何本も火のついたタバコを入れていきます。途中水を飲んだりしますが、突然また口の中から火のついたままのタバコが出てきます。10何本口の中に入れても、口の中に出たり入ったりします。最後は、ティッシュでタバコ十数本を束ねて口の中に入れ、もぐもぐと飲み込んでしまいます。その直後、マジシャンは普通に話し出します。
意味:タンギングという技法(吹奏楽ではありません)を使う、タバコマジックです。「ニコチン中毒」という題名は、まさのそのまま。この題名をつけたのは、トム・マリカというマジシャンです。注意:実際にタバコを食べたら死んでしまいます…。

■ジグザグボックス Zigzag box
現象:ステージマジックです。箱に入ったアシスタントの体が、ジグザグにずれてしまいます。
意味:「ジグザグ」って日本語だと思っていましたが、英語でした。これが「ずれる箱」ではダメで、やっぱり「ジグザグ」という響きがいいです(意味不明)。

思いつくままに羅列。マジックをしない人には全くつまらない文でした。でも、記録用に溜めていきたいです。
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by fanaghan | 2005-02-05 01:21 | マジックの名前研究
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