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悪魔のような女
今日、テレビ朝日の土曜ワイド劇場で放送していました。以前、原作を読んだことがあったので興味深く視聴しました。なんでも、特別企画だそうで「菅野美穂、仲村トオル、浅野ゆう子」出演、試写会まで行われたそうです。

今日放送されたドラマのストーリーは、ガラス細工製作を仕事としている病弱な女性が、展示場で出あった優しい男性と婚約します。
しかし、しばらく生活するうちに彼女の女主治医から彼の本性を聞き、次第に自分のみにも影響が出てきます。そして、彼女はあるとき、興奮を抑えさせる薬を彼に飲ませるのですが、用量を間違って死亡させてしまいます。
そして女医とともに死体を事故死に見えるよう細工して、近所の池に捨てます。しかし、いつまで経っても死体は発見されません。そしてあるとき、死んだはずの夫が身に着けていた物品が彼女の周りに出現します。
最後は、びしょ濡れのスーツが壁に掛けてあったり、足跡が廊下に残っていたり......。
最後は、どんでん返しといえばどんでん返しがありますが、物語的には救いようの無いラストです。ホラータッチでした。

主人公が男性(死体を隠す役)からから女性へ変更になり、以前海外で映画化されたものと同じパターンです。それと、設定や結末などが微妙に変更されていました。ドラマが菅野美穂さん主演でしたが、映像で見るのと本で読むのはやっぱ違いますね、いろんな意味で。

原作はフランスのもので、2人の作家の合作です。妻を殺害して保険金を得るように女医にそそのかされた会社員が、計画を実行後に死体を池に捨てます。ですが、いつまで経っても発見されません。
しばらく経つと、なんと彼の元へ妻から「しばらく出かける」という手紙が。知人は「今日彼女と会った」と言い出します。そして、「もうすぐ帰る」という手紙が届き......という展開。

ぞくぞくします。僕は臆病ですから、実際にこんなことあったら耐えられません。
何でも、この原作はサスペンスの元祖といえるもので、多くの原点を含んでいるそうです。確かに、読んでいると今では古くなりつつある構想が、この作品から始まっているような印象受けます。

とにかく、読んで面白いです。レビューも何もない↑の文ですが、ドラマが予想以上に面白かったので勢いで書いてしまいました。推敲もしないのに載せるなんておかしいですが、変えだすと止まらないので。

でも、ホントにドラマは面白かったですよ。菅野さんのファンになるくらい(大袈裟ですか)。
定番の「信州温泉 女将探偵日誌」とか「札幌-津軽殺人旅情」なんていう雰囲気ではありません。やけに質が高かった気がします。いつも見てないからわからないんですけど。
結末は賛否両論でしょう。
by fanaghan | 2005-03-05 23:25 | Write
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