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ヴォイニッチ手稿の謎
ヴォイニッチ手稿(Voynich Manuscript)、ご存知でしょうか。
1900年代初頭に発見された200Pほどの書物ですが、現在まで多くの人を惹きつけているのです。

この本は、誰も見たことの無い文字で、誰も知らない内容を、誰も知らない言語で説明しています。このような文字は世界中どこの言語体系にも存在せず、また文章構成も特異なものなのだそうです。(同じ単語が連続する、といった風に。英語で言うと、and and andが多用される)
また、宗教的とも見える絵や天文図、地球上に存在しない植物が描かれています。

この謎は、この本の発見以来100年近く経った今も、解かれていません。捏造説やデタラメ説、未知なる新言語説などがあります。日本帝国海軍の暗号を解読した欧米の科学者チームや、個人的な研究チームなどが取り組んでいますが、その成果は満足のいくものではありません。
現在わかっている限りでは、14~16世紀に少なくとも2人以上の手によって書かれたこと。しかし、誰が何の目的で書いたかは、謎です。
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現在の主流は、錬金術師が王様にこの本を売りつけたということのようです。ですが謎が多く(間違ったり訂正の後が全く無い、など)、研究は続いています。

何とも魅力的ではありませんか。こういうのに僕は弱くて、歴史が好きな理由の一つでもあります。古代の謎を解いてみたい、それが考古学を今一番学びたい大きな理由です。
つくづく自分は文系なんだと実感しますが、商業高校へ通ってもう2年が経ち、あとは1年だけ。ぐだぐだ行くのは危険だと思うので、進路決定までがんばろうと思います。

【参考リンク】
The Most Mysterious Manuscript in the World (日本語)
X51.ORG : 解読不能の書 ヴォイニッチ手稿はデタラメか (1)
X51.ORG : 解読不能の書 ヴォイニッチ手稿はデタラメか (2)
「ヴォイニッチ手稿」の天文図
by fanaghan | 2006-03-20 01:25 | 雑記か日記 
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