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都立水商
都立水商_b0027906_0484131.jpg都立水商、今日は日テレでドラマを放送していました。
「考えてみれば、農業、工業、漁業等の専門高校があるのに、人類最古の商売(水商売)の教育を行う高校がないのはおかしい。平成XX年3月2日東京都教育局は、水商売(風俗営業)に関する専門教育を行うと立高校を歌舞伎町に設立すると発表。正称「東京都立水商高等学校」。同校は、ホステス科、ソープ科、ホスト科など七学科で発足する。またこの発表を行った3月2日を東京都では「お水の日」に指定した」 -あらすじより-

「水商売を教える高校」というどこまでもありえない設定で続く小説です。
まあ設定が設定だけにエロエロな雰囲気で、でも決して際どい描写はありません。

小説版の都立水商は、後半部がほとんど高校野球です。茶髪で長髪の高校球児の出場を渋る高野連、NHKアナウンサーの学校紹介、というように高校野球のパロディのようなノリです。

間違いなく「ジュンブンガク」ではなく「大衆小説」に分類される本です。これこそ大衆小説、と言い切れます(決して純文学ではない、という点で)。

で、ドラマの方。設定は原作どおりですが、内容は(10時からという時間もあるのか)まったくと言っていいほど原作とは違いました。
期待は…まあしていませんでしたが(汗)、放送コードギリギリだと思う(そしてメインの)高校野球に一言も触れなかったのはどうなのかなあ、と。
小説は学校生活の総集編のような感じでいろいろな行事が出てきますが、ドラマでは入学、卒業という2つだけで、2時間枠では少し足りなかったような気がしました。

ここまで書いた僕ですが、この本は買っていません^^; 数年前の夏休みに本屋に4日連続通い詰めて立ち読みで終わらせた、という最悪の方法でした。「武田鉄矢絶賛」という帯でしたが、これをどう取るかは本人次第だと思います。
by fanaghan | 2006-03-29 01:21 | 本 
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