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ケータイ短歌 空を飛ぶコトバたち・・・
NHKスペシャルで、深夜再放送でした。今年の3月に放送されたようです。
学校、恋、人生・・・。若者が携帯電話に綴る短歌、いわゆる「ケータイ短歌」の特集です。

これを観ると(読むと?)、コトバの大きさと切なさ、自由さと難しさをかなり感じました。コトバをつないで文章にする難しさはもちろん、心が入っているか、です。
本当の意味で「意味のある文章」の成立です。

番組中で放送されたのは、どれも若者の心が映ったものばかりでした。人生の転機、ときめき、悩み。曲がり角を表現したものが多かったのも、若者が主人公だったからだと思います。

「5・7・5・7・7」で洗練される短歌を観て、自分の心に何かしら変化があったように感じます。
# by fanaghan | 2005-06-14 01:51 | Write
勉強、部活、読書。
中間が終わり、部活もだいぶ落ち着いてきました。先輩としての機能は皆無の僕ですが、後輩からは一応「『会計』担当の2年男子」と認知されているようです。だって、新入部員は女子ばっかで、今年も「男子部員少数のジンクス」は破られないのでした。肩身が狭い…。

中間が終わったとたん、発熱で寝込みました。おかげで勉強が遅れ、気付いたら不登校に、、、、ならずにすみましたが、やはり去年の今頃みたいな「勉強への意欲」は計り知れないほど落ちてます。
何でこの高校に来たんだろう、たぶん入学以来101回目くらいの自問です。
先日、東京で3月にお会いした「Magicboy」のマエダさんの日記を読んで、自分の志のなさに驚愕しました。同時に、『違った世界』も垣間見たような気分です。
進路に関する文章ですが、僕は今、母校で一番志が無い男かもしれないとすら思えてきました。周囲が就職で決意している中、ひとりだけ進学か就職かすら決まっていない状況。
シズオカの若くて強い日ざしが暑いです、熱いです。入学当時の濁った水みたいな気分を今も引きずってる僕が悪いのは百も承知なんですけどね。人生変えるのは自分しかない、と。
『太陽がイッパイいっぱい』(新潮社)みたいにスカッとした底抜けな行動をしようか――なんて思ってます。実際できないんでしょうが。

進路から逃避する形で、読書に走った土日でした。図書館で、翻訳物ばかり10冊余。時間が無いくせに冊数だけは溜まっていく、いつものサイクルです。
金欠もお約束、睡眠不足も決まりごと。ああ、簿記検定が6月末に控えているというのに…。

なんか、僕、突然学校を辞めてしまいそうで、毎日が怖いのです。深夜こうしてキーボードを打っていても、果たして数時間後自分は学校にいるのかな。もしかしたら、不登校決め込んでるかもしれない――そんな状況がリアルに想像できてしまうのも、余計に恐怖です。学校は嫌じゃない、けど、なんだろう。




関係あることですが、母校がまたしても静岡県バレーの代表になりました。静岡県民の皆様、ぜひとも応援してください。静岡県女子バレー代表です。
# by fanaghan | 2005-06-06 01:30 | 雑記か日記 
『亜愛一郎の狼狽』 泡坂妻夫
『亜愛一郎の狼狽』 泡坂妻夫 創元推理文庫

テスト期間中は読書熱が上昇する僕ですが、そんな時は短編集をよく読みます。今回も、例に漏れずにまた読書。それも、またまた『亜愛一郎の狼狽』。
美男だけどどこか抜けたカメラマン・亜愛一郎が活躍する3つの短編集のうち、最も最初に刊行されたもの。

泡坂妻夫さんは「日本のチェスタトン」と呼ばれることがあるようですが、まさにその通りです。
全編、逆説のオンパレード。
「○○だから△△なのだ」ではなくて、「△△は○○だったのだ」…というか。

目次を見ると、3作品が密室ものです。3つとも、まったく違った不可能状況で、まったく違ったトリックが行われていて瞠目します。それに至る経緯、複線もいたるところに散っていて、探そうとするのは野暮ではないかと思えるくらい巧妙です。
特に、「有栖川有栖の密室大図鑑」にも紹介されている「ホロボの神」に驚きました。

太平洋戦争中に、南海の小島で起こった原住民酋長の「自殺としか思えない」死。
この島へ赴く戦死者遺骨収集団の一人が、亜愛一郎ら研究団にこの出来事を話します。
この謎を、亜愛一郎は「安楽椅子探偵」ならぬ「船上探偵」の要諦で、真相を暴いて見せます。
密室の状況については、興味をそぐといけないので詳しく説明しませんが、不可能性は抜群です。
この状況設定も面白かったですが、それよりも、亜愛一郎が真相へ至る思考、根拠がもっと興味深いものでした。

もっとも、ほかの作品も逆説や真理の盲点を付いたトリックが多く、何度も引っかかってしまいます。また、このシリーズを通して何度も登場する独特のユーモアも、シリーズ最終話まで繋がっていく周到さも楽しめます。

泡坂妻夫さんのデビュー作「DL2号機事件」(1話目に収録)が発表されたのが1976年。とても30年近く前に書かれたとは思えないほど、現代でも面白さはそのままです。
やっぱり、人間の心理の穴は何十年経っても開いたまま、盲点は存在し続けるのだなぁと読み返すたびに思います。

頭が空っぽになったような、不意を付かれた鋭い短編ばかりです。
明日もテストなのに空っぽになったらいけないのですが、その分何かが溜まった気がします。
# by fanaghan | 2005-05-25 20:33 | 本 
マジック道具を自作する
中間テスト2週間を切り、それでもマジックの話題をしている自分はどうなんでしょう。

前回のテスト、数学の順位はクラス最下位でした。
あぁ、書いてしまった。クラス最下位。社会と国語は良かったんですが、数学が際立って悪い…。

今回のテスト、会計の範囲100ページとか、ありえないです。シスアドもわからん、情報もわからん、数学も原価計算も…と尽きません。
赤点を取ると、さすがにやばいので、たぶん、中間テスト前最終更新かもしれません。

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マジックの話題。
先日、「メンタルマジック事典」に載っている、アレックス・エルムズレイ氏原案の「誕生日占い」のプロットに惹かれました。占いを関連させると、まず観客の好奇心もプラスされるような気がします。
現象は、手帳の、観客の誕生日(仮に4月10日)に書かれている「ラッキーカードの名前」と、1枚引いたカードが一致する「予言」です。正式名称は「フェイツ・デイトブック」で、「説明できないカードトリック」と組み合わさっています。

僕も、このマジックに必要な手帳を自作することにしました。
まず、PCのワード機能を使って1年365日分の日付と、一日ごとに「占い風の」文面、「ラッキーカードは○○」を書きます。
以前、前田知洋氏が「誕生日占い」を演じたとき使っていた手帳には、「あなたは○○な人で…」や「運勢が△△なので…」と書かれていました。
やっぱり、「カードの名前」だけじゃ味気が無いので、僕も倣って文を書きました。
文面に気をつけながら、約4日で143ページ分が完成。
この労力を勉強に…と思うのですが。

次に、ダイソーでB4版の画用紙を購入しました。これを手帳サイズに裁断し、ヤスリ掛け。紙ヤスリで勢いよくやったところ、ぼろぼろになりました。

裁断面がきれいになったら印刷です。143ページ分72枚の紙が200円で手に入る100均って素晴らしい。
印刷後、束ねてゴムで固定。そして、背表紙部分に木工ボンドを塗りたくって接着。重石を置いて1日置きます。

翌日、100均で買ったプラスチック製下敷きを切り、和紙を貼り付け。これが表紙になります。
表紙をまたボンドで貼り付けて完成!

製作日数5日。費用は400円。自分は納得できるものが完成しました。

問題のトリックのほうですが、僕はストップカードの原理で演じたいと思います。手帳には、数種類ではなくて52種類全部の名前を書きました。これで、観客にいくら調べられても問題ありません。ハンドリングも工夫して、形になりそうです。

満足できる出来だったので、占い文だけでも見ていて暇つぶしになります(よっぽど暇な場合)。
売れそうな出来で、満足です。
# by fanaghan | 2005-05-20 19:58 | マジック 
あぁ、数学脳
二年になって一ヶ月、何とか落ち着いてきました。
曲がりなりにも、授業についていけてる気がします。
でも、今日の数学の時間。ある男子が一言。「あー、数学は楽なんだけどさ。俺は国語ができるやつがホントに羨ましい」頷く周囲。こういう学校を選んだのは僕なんで、文句言えませんが。

やっぱり、テストが心配です…。
# by fanaghan | 2005-05-10 15:52